今回のテーマはFXの【ポジション】についてです!
XMTrading(以下XM)における「ポジション数の制限」と「ポジション保有中の出金制限」などポジションに関してのルールと、
ポジション保有中のMT4(MT5)を使ううえでの注意点、
くわえておまけとして、
FXトレードの「保有する銘柄の選び方」のコツについて書いています。
XMにおける「最大ロット数」と「最大ポジション数」とは?
XMの取引額には明確に制限はありませんが、1回のトレードで注文できるロット数は制限されていて、
1回の注文で指定できる最大ロット数は、
スタンダード口座とXMTrading ZERO口座では50ロット、
マイクロ口座では100ロットとなっています。
1ロットが10万通貨なので、50ロットといえば500万通貨ということになります。
マイクロ口座では1ロットが1,000通貨なので、マイクロ口座の100ロットは10万通貨となっています。
最大ロットの制限は、あくまで1ポジションあたりの制限数であって、
最大ロット数を超えたい場合、取引を分けることはできます。
この1回の注文におけるロット制限は、1回ごとのエントリーがより重要となるスキャルピングといった超短期トレーダーに関係することです。
GEMFOREXが30ロットまでの制限があることを考えると、XMは大きなトレードができるブローカーとなります。
国内FXでも100万通貨を超えてくるとスリッページや約定拒否をされるなどの露骨な制限はあるものです。
次に、
XMでは、
同時に開くことのできる最大ポジション数は200までです。
このことはすべての口座タイプに共通します。
XMでは最大200ポジションまで持つことができるということになりますが、
通常どれだけ分割しようとも、そこまでのポジション数になることはないと思うので気にする必要はないですね。
制限に対しての対策はブローカーを分けること

個人的な見解として、数百万通貨にのぼるほどのロットでいっきに取引するトレーダーは多いわけではなく、入るとしても分割して入るか、ブローカーごとに分散することになってくると考えています。
ポジション数についても200ものポジション数を同時に保有することもそうそうないと考えていますが、
それでもブローカーによって何かしらの制限を気にするのならば、
その対策としては複数のブローカーに分けて運用していくことですね。
このことはレバレッジ制限の対策としても同じことがいえます。
関連記事:【XMの888倍には】レバレッジ規制あり!200万円からは200倍に
XMのポジション保有中の口座からは出金制限あり

ポジションを保有中の口座からの出金は証拠金維持率によって制限がかかります。
このことは追加口座への資金移動も同様です。
XMでは、
ポジション保有中の取引口座の証拠金維持率が150%以下、あるいは、
週末で土日をはさむ場合には400%以下に落ち込んでしまう出金と資金移動の申請はできません。
保有中のポジションと取引プラットフォーム(MT4 / MT5)の関係

海外FX初心者にとっては知らない場合もあるので、
ここにポジション保有中のMT4 / MT5の「知らなくてはいけないこと」を記述します。
保有ポジションはオフラインであっても閉じられない | ほかの端末からでも確認・決済ができる
MT4を閉じても自らポジションの決済をしないかぎりは保有ポジションは維持されます。
これは予約オーダーも同様です。
クラウド上で同期するように、ポジションを取った端末とは違う端末からでも決済が可能です。
ポジションを保有している場合、PC版MT4のほかに、MT4のスマホアプリや、MT4のWebTraderでブラウザからでも保有ポジションを確認・決済できます。
決してMT4を閉じてしまったら自身の保有ポジションまで解消されるわけではありません。
IDとパスワード、サーバー名称を用いてMT4にログインさえできれば、どの端末からであっても自身の保有ポジションは確認・決済できるということですね。
このことは株式を保有していて、証券口座からログアウトしても保有している株式はかわらないということと同じです。
トレードのポジションは確認すること

経験あるトレーダーなら「上記の保有しているポジションはオフラインであってもかわらない」ということはあたり前だろうと思うかもしれませんが、
例えばMT4の「自動トレーリングストップ」はMT4を閉じる・またはログオフするとその設定は機能しなくなってしまうケースはあります。
自動トレーリングストップなど詳しいPC版MT4 / MT5の使い方はこちら:【MT5(MT4)の使い方】海外FXの「取引方法」を解説します!
このような違いは理解しておくべきです。
エキスパートアドバイザー(EA)も同様にMT4を閉じる・またはログオフすると機能しなくなります。
とくにEA、いわゆる自動売買については、たとえばVPSのOSが再起動していたり、アプリが落ちていたりすると、意図した通りにプログラム売買がされていなかったというミスはよく聞きます。
EAの使用方法について詳しくはこちら:【自動売買】MT4プラットフォームのEAの使用方法 | VPSについても
結論としては、ほったらかしにするのではなくポジションやトレードデータは常に確認することです。
FXトレードするうえでポジションのコツとは
オマケとして、ブローカーやプラットフォームの話ではなく、
FXトレードのコツとしての「ポジション」の話をします。
それは、
- 取引する銘柄はしぼること
- エントリー回数も減らすこと
です!
このことがFXで収益を上げるコツなのではないかと僕は考えています。
取引する銘柄(通貨ペア)はしぼること

ほとんどの人にとっては、やはり扱いやすい「ドル円」の通貨ペアからトレードすることがおすすめですね。
次に「ユーロドル」
理由としては、ドル円とユーロドル、どちらの通貨ペアも流動性が高くて、ほかの銘柄と比べれば変な動きがない!ということに尽きます。
銘柄をしぼることに関しては、得意な通貨ペアと取引する時間帯はなるべくしぼったほうがいいということです。
ニュース(ファンダメンタルズ)を追ったり、テクニカルで時間足を見るのにも、確認する通貨はしぼったほうが「楽」だからです。
もちろんFXに慣れてきて、ほかの銘柄の情報を追える余裕があるならば、選択肢は多いほうがチャンスも多くなるのでこのかぎりではないです。
複数の銘柄(通貨ペア)のポジションを持つ場合には、
逆相関(一方が上にいき一方は下にいく)の通貨ペアのポジションを同時に持つと収益が伸びにくいかわりにヘッジになることはあります。
相関関係(同じ方向にいく)のポジションを同時に持つと収益が伸びやすいが、損失も拡大しやすいです。
ですから、複数の銘柄を複雑にトレードするのではなく「銘柄をしぼってシンプルにトレードする」ことをおすすめします。
ポジポジ病にならないことにも注意!
慣れていない銘柄に手を出す場合
ゴールドやポンド円などのボラティリティある(値動きが激しい)銘柄をはじめて取引するときにはとくに注意が必要です。
銘柄によって最大レバレッジも違うので、それでも取引したい場合には「小さなロット」から入ることです。
CFD・原油・ゴールドの取引について詳しくはこちら:【CFD・原油・ゴールド】海外FXではどうか?知らなくてはいけないこと
「XMのポジションのルール」「ポジションのMT4 / MT5との関係」「保有する銘柄選びのコツ」のまとめ

XMの保有ポジションのルールのまとめとして、
- XMの1回の注文における最大ロット数はスタンダード口座で50、
- 保有することのできる最大ポジション数は200まで開くことができる
- 取引口座が証拠金維持率150%以下、週末は400%以下になってしまう出金・資金移動の申請はできない
ポジション保有についてプラットフォーム(MT4 / MT5)に関係することとしては、
- MT4(MT5)を閉じても保有ポジションは決済されずに、ほかの端末からでもログインすれば保有ポジションの確認・決済ができる
- PC版の「自動トレーリングストップ」や、EA(自動売買)を稼働している場合にはアプリ・OSが落ちていると機能しなくなるのでこまめに確認すること
ここはおせっかいですが、FXトレードするうえでは、
- 取引する通貨ペアと時間帯はしぼったほうがいい
- 精度を上げてエントリー回数も減らしたほうがいい
- ポジション管理はシンプルにする
- 慣れていない銘柄に手を出すときにはボラティリティ(値動きの激しさ)と最大レバレッジが違う銘柄があるので少額から入るなりして注意すること